グリップと身体の使い方2!
こんにちは!
先週は、グリップを変えるのって難しいって話でした。
じゃあ、どんなグリップが駄目なの?
よく聞かれます。
チェックポイントは色々ありますが、いくつかご紹介。
あくまで僕流なので、ご参考程度に。。。
①見た目で明らかに厚い。
その見た目がわからないって?
それは勉強するしかないんですけど、
例えば、フォアのグリップで握って、下にボールつきをしてみる。
厚すぎる人はその時点でボールつきが困難です。
手のひらでボールをついている感覚というより、
手の甲でついている感覚に近い。これは要注意。
②厚い当たりが全く打てない。
グリップが少々厚くても、手首の使い方が柔らかくて、厚い当たりができるのなら問題ない。
ナダルなんて練習中は、フラット系でドスドス打ち込んでます。。。
逆に、どんな時も、ショリショリのスピンしか打てない人は要注意。
厚い当たりの面使いで、ラケットを下げて上げる動作ができず、
単に下を向いた面をぶつけるだけで、スピンをかけている。
③コースの狙いがいつもあいまい。
打ち方や当たりにあまり問題がなくても、コースの狙いがあいまいで、
ボールが真ん中に集まりやすい人は注意。
真ん中に集まり、そして弧を描くようなボールしか打てない。
極端に薄く握り替える必要なないにしても、
少し調整すれば、コントロールがよくなり、ボールのスピードも上がる。
④走らされるとクロスに切り返せない。
脚力やどれだけ力わざが使えるかにも左右されるけど、
バランスの良い型を求めるなら必要だと思う。
ナダルのようにバックの両手の握りが厚いプレイヤーは、
クロスへの切り返しに、それだけ強靱な脚力と手首の力が必要。
野球のバットのような握りになってしまうと、良くないと感じる。
とりあえず、こんなとこでしょうか。
まあ、すべて直感的に感じることなので、他のコーチと話し合いながら、
意志決定はしますけど。。。
明らかに全コーチが厚いと感じる場合と、
意見が分かれる場合は当然あります。
それだけ、グリップは重要で、変更するのには時間がかかるということです。
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