2016 テニス クロアチア・スムリクバボウル&DudBowl遠征回想録!Part7!ポイントを取るシーンから逆算することの大切さ!
チャンスボールを決めきれずに逆転されるシーン!
今日は日本人選手の動画です。スムリクバボールの予選であるキッズテニスカップ山梨大会のチャンピオンのジュニアです!先日、バルセロナでサッカーの仕事をしている方とお話しする機会がありました。その中で、『スペインの選手はシュートするシーンから逆算して動いている、日本人はなかなかそれができない』と話があり、テニスと共通する部分だなと感じました。しっかりと相手と打ち合っていますが、最後にポイントを取るイメージができていないため、チャンスボールへの反応が遅れて、決めきれず中途半端なボールを打って逆転されてしまいます。
ここで良いストレートを打ちますが、
その次で決めるイメージがないので、スプリットステップで前に入りきれていません。写真では分かりにくいですが、体重も後ろに残っています。
前に行くのが遅れて打点が低くなり、決められなくなりました。
強い選手はこういうボールを、簡単にディレクション・チェンジしてストレートに決めてしまいます。決めるイメージからの逆算というのが改善のためのキーワードかもしれませんね。
判断が的確だとしっかりと決められる
せっかく日本人の動画を紹介したので次は、かっこいいシーンを。
このポイントでは、ストレートに高い打点で打った後、ネットに詰めてプレッシャーをかけてポイントにつなげています。とても良い判断です。ワイドへのスライスサーブから、高い打点でのストレートの後、
迷わずネットへ!
こういった判断能力を養うことが本当は大切です。
それには高いレベルでのトーナメントに揉まれるしかないですね!
※2016年7月20日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月14日に再度公開しました。
注目記事
- ヨーロッパのコーチが選手の素質を見抜く時にまず注目するところ
- オレンジボールやグリーンボールはいつまで?
- ジュニアテニスで一気に伸びるために必要な行動
- ジュニアと親を苦しめるポイントシステムを解説!! ジュニアランキングを上げるための複数年計画の年間スケジュールとは。
- 世界中、強くなるジュニアが、テニスの練習でやっていること
- お子様に『お前は足が遅いなぁ〜』とついつい言いたくなる時に参考にしたいオーストラリアンオープンテニスのスピードデータの読み方