低年齢の頃から、お父さん・お母さんとの週末練習でやっておいた方が良い練習。
それはズバリ、スライスショットの練習
お父さん・お母さんとの週末練習でやっておいた方がいい練習、それはズバリ、スライスショットの練習です。インスタで良いアングルの動画を見つけました。Facebookみたいに広告入らないし短時間でパッと見られるので便利ですね。
フェデラー選手の動画です。注目して欲しい所だらけですが、今日はその中でもスライスショットに注目してみてください。テニスに精通していない方にはイメージが湧きにくいかもしれませんが、相手がさらに畳み掛けて攻めたいタイミングでバックのスライスという適度に遅くて弾まないボールを打つことで、相手の攻撃を防ぐ『間』を作り出しています。他にもスライスショットは、目立たないショットですが、とても便利であり、ゴルフの7番アイアンくらい勝つためにはとても重要な技術になります。
私の指導経験より
高校生くらいからでも十分覚えることができるショットですが、それを戦いの中に織り交ぜていくことを考えると低年齢の頃から使えた方が良いショットです。特に女の子は男の子に比べると遊び心が少なく、打つことばかりに執着しやすいので、小学低学年から試合に出ているジュニアでも中学高校になってもスライスが打てない、どこで使って良いのかわからないというジュニアが多いです。低年齢のうちからスライスの感覚を養っておくことは大切だと思います。中高生からでは、ショット自体を覚えるのに時間がかかりますし、それを試合の中のどこで使えば良いのか?を学ぶのにさらに時間がかかります。
テニススクールでは学びにくい
小学低学年や幼稚園の頃は手首を固めるのが難しく、大人のようなスライスショットを何球も打ち続けることは難しいです。うまくボールが飛ばなくても、切る感覚や、スイングをボールが飛び出す角度が違う感覚、逆回転をかける感覚が身につけば良いので、ボール遊び感覚で15分や30分やればかなり上達します。そこでコンチネンタルグリップでボールを切る感覚を養う程度でも十分良い練習になるのですが、テニススクールで行うのはなかなか困難なんです。スクールでは、1時間のレッスンを商品としてまとめる必要があるので、しっかりとした形のストローク練習を行う時間を作る必要があり、スライスのみに時間をかけらません。低年齢だとスライス練習は遊びに見えるような練習で十分なので、遊びに見えてしまう練習に時間をかけることは、ちょっとやりづらいんです。
錦織選手は小学生の頃から何でもできた
以上の理由から、お父さん・お母さんと行う練習では、スライスショットの練習に時間を割くことはとてもオススメです。錦織選手は、バックだけでなくフォアでもスライスをいろんな場面で使いますよね。あれは間違いなく低年齢の時からスライスを使い、試合の中で相手を翻弄するアイディアを楽しみにながら学んでいった結果だと思います。錦織選手の小学生時代を知る人は、『すべてのショットを使いこなせる、何でもできる選手だった』と言います。戦い方は、一度固まると変えられませんから、低年齢の時は、色んなショット・色んな戦術をトライ&エラーすることが大切です。
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