2013スペインテニスヨーロッパ視察で学んだことPart37!U14誘き出すスライスの使い方がシブい!
誘き出すスライスの使い方がシブい!
バルセロナETA U14の動画から。さて今日はスライスの使い方。球足の遅いクレーコートでは、ラリーが長く続きます。その打開策として正攻法での攻撃はもちろんのこと、ドロップショットやスライスを駆使して、相手をうまく動かしてポイントにつなげることも必要になってきます。画面手前の選手は、ラリーで左右に振られ、不利な状況になりカウンターも打てないので、スライスを短く刻んで相手を前に誘き出してポイントにつなげます。
大きくバック側に振られて、スライスの体勢になってしまい、逆襲のチャンスがありません。
そこでわざとスライスを短く打って、相手を前に誘き出します。
スライスでボールが弾まず滑るので、相手は低い打点での処理をさせられます。
一枚目の写真では劣勢だったのに、たった1回のラリーでここまで自分が有利な状況を作っています。
次は逆に画面奥の選手が短いスライスを使います。ラリー中に相手が回り込んでできたスペースにうまくきざみ、
ポイントにつなげています。
手前の選手がラリーの中で少し強引に回り込んで体勢が崩れていまいます。
強引に回り込んだことによって、このスペースに大きく空きができてしまいます。
そこに走りこんでスライスで処理しますが、深く狙いすぎてミスしてしまいます。
相手のコートの空きスペースを見つけて、そこをついていく。ただハードヒットするのみではなくて、いつも空いている所を探していることが大切。そしてポイントに直結しなくても、変化をつけることで、試合全体で考えると
影響力があったりします。
※2013年10月24日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月20日に再度公開しました。
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