『More Than Tennis』的な理想論と『そんな悠長なこと言ってられないよ!』という現実論!
スムリクバボウルの『MORE THAN TENNIS』というスローガン
『More Than Tennis』とは、スムリクバボールのスローガンです。低年齢のジュニアがテニスの結果だけにとらわれるすぎずに、テニス以上の価値を得られるようにしようという、大会主催者の意志を感じ取ることができます。
『MORE THAN TENNIS』は東欧(スペインを除く)でしか成り立たない??
今朝、DMM英会話の先生はセルビア人教師と話をしていた時のこと。東欧のテニスについて話しをふっかけ、素晴らしい考え方である、『More Than Tennis』について話しをしました。その『More Than Tennis』に対して、セルビア人英会話教師は、『東欧と西欧を分けて考えないとね』と言ってきました。そして『同じヨーロッパでもフランスやドイツ、スペインの方に行くと、serious度が増してくると思うよ。』と続けました。『???フランス・ドイツはわかるけど、スペインはちょっと違うんじゃない?』と切り返すと、笑いながら、『そうなんだよね〜、スペインはちょっと違うんだよね〜』と返答してきました。バルセロナでは1年3ヶ月過ごしましたが、この『More Than Tennis』的な考え方を大切にしています。
理由は経済的な発展度と関係があるという意見でした。
話を進めていくとそのセルビア人先生は、西欧は東欧よりも経済的に発展している。経済的に発展していると、『More Than Tennis』のような余裕がある考え方がしにくくなる。ということでした。スペインは例外のようです。もしくは、近年は失業率が高く経済的に発展しているグループに入っていないのでしょうか?
そんな悠長なこと言ってられないよ!!
一括りにヨーロッパといっても、様々な文化、考え方があります。DudBowlの会場では、色んな国のコーチや父兄がお互いのテニス感を話し合い、言い合いになることもしばしば。日本人の僕からすると、話を濁して正面衝突避ければいいのになぁ、と思うくらいの真っ向勝負もあり、険悪なムードになることもありました。みんな試合を見ながら、異国間コミュニケーションです。
世界中から選手が集まる環境はとても貴重です。コーチ・親にとっても、貴重な情報を仕入れる場所になります。『More Than Tennis』的な考えが好きかと言えば、おそらくほとんどの人が好きと答えるでしょう。でも実際は、そんな悠長なこと言ってられないよ!って現実があるのも事実。ヨーロッパはそんな色んな考えが、大陸続きで繋がっていて、いつも自分たちの文化を大切にしながら切磋琢磨しているところに、その強さの秘密があるのかななんて思いました。
※2016年7月10日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月14日に再度公開しました。
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