2016 テニス クロアチア・スムリクバボウル&DudBowl遠征回想録!Part4!強い選手のベースライン付近のポジショニング。下がれないのではなく、あえて下がらない。


Dudbowl女子決勝!どちらもベースラインから下がらない展開!

今日は女子決勝の動画からベースラインから下がらない動きに注目します。攻撃するためには、コートの内側に入るような意識が必要で、守りに入らないようにできるだけ後ろに下がらず、ベースラインにへばりつく動きが求められます。どちらも下がらず打ち合い、奥の選手が相手を追い出してストレートにエースを取ります。

早いテンポで打ち合ってますから、ここまで追い出されるとキツイです。でもそれをあっさりとストレートに決めてしまう選手もすごいです。

選手によって、全く下がらずに全て攻撃的に来る選手もいれば、守り一辺倒の選手もいれば、2つをバランス良く使う選手もいます。ここ数日の動画に良く登場するDudbowl準優勝のベロニカ選手は、基本的に全く下がらないタイプです。

下がらないことで相手にプレッシャーをかけ続ける

この下の動画のように、ミスしたとしても下がらずにプレイして、相手にプレッシャーをかけてきます。

下がらないという強い意志を見せて戦うことで相手にプレッシャーがかかります。

下がれないのではなく下がらない。必要だと判断すれば下がる。

そして勉強になるのがこのシーン。これはセカンドセットの終盤、スピン量を多くして打ってくる相手のボールに合わなくなり、連続してポイントを落としていた時の1ポイントです。

なんとかして流れを変えたくて、後ろに下がってプレイしています。

一つ上の写真の比べると、かなりポジションを下げているのがわかると思います。『下がれない』のと『下がらない』のは違うということがわかります。本当は下がって打つだけの機動力を持っているんだけれども、その機動力を使ってより速くボールに追いついて『下がらずに』プレイするのと、足が動かなくて『下がれない』のとは違います。深いボールに対して『下がれずに』エラーを繰り返すのは良くないことです。いつもしっかりと足を動かして『あえて下がらない』プレイを目指しましょう!

※2016年7月14日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月14日に再度公開しました。

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